アメリカで毎年11月に祝われる感謝祭。
サンクスギービングデーといい、クリスマスの次に重要視されるイベントです。
収穫の恵みに感謝することから「感謝祭」と呼ばれています。
11月の第3木曜日が感謝祭と決まっており、その次の金曜日と週末をあわせて休日になります。サンクスギービングホリデーともいわれて、一般的には家族で過ごす期間となります。
最近では、クリスマスのショッピングシーズンが始まる日として、次の日の金曜日をブラックフライデーとよんだりしますね。感謝祭がおわると、街はクリスマスに彩られるのです。
サンクスギービングデーといえば、ローストターキーとスタッフィング(ローストターキーにつめる詰め物)が思いつくキーワードです。

http://love123.blog.so-net.ne.jp/2007-12-19より引用
ローストターキーは、日本語で七面鳥。
オーブンで焼いた骨付き肉を食卓に飾るととても見栄えがします。
ちなみにこのローストターキー、作り方はとっても簡単。
アメリカでは、感謝祭の時期になるとローストターキーが肉売場にあふれます。そのパッケージを一つ買うとターキーとスタッフィングがついてくるので、専門の調味料(スタッフィング用の調味料)を購入しておきます。
スタッフィングと専門の調味料をフライパンでいため、ターキーにつめて閉じます。オーブンで2時間ぐらい焼けば完成。ぱりぱりの皮としっとりとした中身のお肉が味わい深いです。
グレイビーソースやクランベリーソース(果実のソース)もスーパーで売っているので、既製品を利用してもいいし、ターキーの肉汁で自家製のソースを作ることもあります。
ターキーは鶏肉と違う独特の風味があるので、日本で好まれるようなあっさり醤油ベースのソースよりも、果実を使ったソースや濃い味付けのグレイビーソースがあうとおもいます。日本では、人によっては肉に甘いものなんてと敬遠する人もいますが、七面鳥には相性がいいと思います。
マッシュポテトで口直しをしながら、グレイビーソースを絡めたローストターキーをいただくのが、感謝祭(サンクスギービング)の定番グルメ。
食後にパンプキンパイをいただき、収穫の恵みに感謝しながら、家族で食事を楽しむのです。
アメリカというと「ファーストフード」と思いがちですが、家族と一緒に夕食を楽しむイベントをとても大切にします。レストランでの食事は、日本よりも特別なものと感じているようです。
このローストターキー、クリスマスでも食べられるようですね。アメリカ料理の定番といってもいいメニューです。
日本ではローストターキーを食べる習慣がないので、なかなかターキーを見かけることはありません。カブセンターでは、鶏肉丸ごとをおいてあるときもありますが、需要がないため頻繁には見かけません。

丸ごと鶏肉
そこで、筆者は、パッケージで売られているチキンをかって代用することもあります。もっとも代用といっても丸ごと一羽を買うのではなく、たまねぎ、にんにく、にんじん、じゃがいも、マッシュルーム、ハーブ(オレガノやローズマリー)を下に引いて、大き目の鶏むね肉とかもも肉を、オーブンで焼いてソースをかけるだけですが。
ソースは、肉汁と醤油、トマトソース、日本酒、とんかつブルドックソースを混ぜて最後にバターとイチゴジャムを加えて完成。イチゴジャムのかわりに蜂蜜を入れると風味が増しますね。
日本ではなかなか耳慣れない「感謝祭」ですが、収穫の恵みに感謝するというイベントは、何処の国にでもあるようです。
食物があることの感謝は常に忘れないようにしたいものですね。